個人でできる!SDGs取り組み~サステナブルファッション~
日本では、衣類の供給量の増大、価格低下からくる大量消費や大量廃棄の進行が問題視されています。
環境省の調査によると、家庭で廃棄された中で焼却、埋立処分される服は年間で約48万トンもあり、これは1日あたり大型トラック130台分にあたります。
こうした廃棄による環境負荷は世界的なものとなっています。
ごみとして出す理由の多くが「処理に手間や労力、費用等がかからないから」というものですが、今ある服を捨てずにもう1年長く着るだけで日本全体で約4万tの廃棄削減につながります。
持続可能な社会のためにも着なくなったら捨てるから再活用へと環境へ考慮した取り組みをしていく必要があります。
【目次】
- 服を買う前に
- 買ったら長く着る
- 着なくなったら捨てずに再活用
服を買う前に
つい衝動的に買ってしまった服。
1度も着る機会がないままクローゼットに眠っているという方もいるのではないでしょうか。
1年間のうち1回も着られていない服は1人あたり25 着もあると言われています。
また、低価格により着用期間も短くなっています。
着用期間が短くなることで廃棄量が増え、環境負荷につながります。
まずは本当に必要か、長く着られるかなどを考えてから購入するようにしましょう。
買ったら長く着る
必要だと思って買った服は、なるべく長く着るようにしましょう。
着回し過ぎない、シーズンものは手入れをして保管ををする、素材にあった洗濯で服の痛みをなくす、丁寧に着る、など工夫をして服が長持ちするようにしましょう。
着なくなったら捨てずに再活用
着なくなった服は、ごみへと捨てるのではなく自治体の回収やユニクロやGU、H&Mなどのアパレルの回収ボックス、寄付、メルカリなどのシェアリングエコノミーサービスなどを利用しましょう。
手放した服がリユースやリサイクルを通じて再活用される割合の合計は約34%とまだ低い数字です。
捨ててしまえばごみですが、寄付やリサイクルをすれば資源や必要とする人に届けられます。
また、ごみとして廃棄・焼却されないことで、服1着あたり約0.5kg のCO2が削減されます。
環境負荷を減らすためにも「捨てる」から「再活用」へ個人のアクションを見直してみましょう。
いかがでしたか。
環境省が公開しているサステナブルファッションへの取り組みでは、ファッション産業の特徴や環境負荷の実態などが分かりやすく記載されています。
ぜひ参考にしてみてください。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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